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メタボリックシンドロームの概念

1980年代前半まで、生活習慣病の三大要素(高血圧・糖代謝異常・脂質代謝異常)と内臓脂肪蓄積型肥満(いわゆるリンゴ型肥満)とは、ほぼ同時進行で悪化の過程を辿りますが、あくまで個別の事象であるとの見方が主流でした。しかし、それらの密接な相関がReavenGMによって「SyndromeX」との研究名で報告され(1988年)、その翌年にKaplanNMによる「死の四重奏」と題する研究報告がなされたのを契機に、蓄積された内臓脂肪を「主犯」とする研究が活発化しました。2001年にWHO(世界保健機関)が『代謝症候群』という名称と、その診断基準を発表したことにより、一般に知られる病態名となりました。

その頃から日本人の肥満度は、40代を中心に急激に多くなり、コレステロール値も上昇して動脈硬化性疾患が増えてきます。そんな中で肥満との関係が大きくクローズアップされてきたのです。肥満対策を大きくあげた国家プロジェクト「健康日本21」もうまくいかずに、現実には増加している状況でした。その中で、メタボリックシンドロームは、内臓脂肪という科学的な根拠をもって、お腹の胴回りというわかりやすい目標値を設定しましたので、国レベルの健康施策として受け入れられているのでしょう。肥満の帰結としての動脈硬化症を予防できるとなれば、国民の健康とともに医療費の削減にもつながるわけです。

ジュースやお菓子など、糖分の多い食品を食べ過ぎないこと。ウォーキングやジョギング、水泳など、毎日適度な運動をすること。睡眠、休養は十分に取ること。たばこは百害あって一利なし。思い切って禁煙をすること。お酒はほどほどに。週に2回は休肝日をもうけること。

つまり、メタボリックシンドロームを解消するには、アディポネクチンを増やせばよいということです。日本人の約半数が、血中アディポネクチン低値の遺伝的素因を持っていることから、このホルモンの不足を補うことが、糖尿病などの予防に重要であると考えられています。また、アディポネクチンの分泌は、脂肪細胞の大きさと関係しており、脂肪細胞が小さい場合に分泌量が多く、肥大化すると分泌量が減少すると言われています。

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この記事のカテゴリーは「メタボリックシンドローム」です。2007年09月11日に更新しました。

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